本文へ移動
会社の作り方工房図番 KTK ・ はじめての会社の組み立て説明書

図番 B-11-109 / 電話番号

会社の電話番号の作り方|固定電話・050・携帯の選び方

会社の電話番号の作り方|固定電話・050・携帯の選び方

この記事を読んでほしい人

会社を作る準備で、固定電話・050・携帯のどれを会社の連絡先にするか迷っている方へ。設立時に番号の見た目だけで決めず、誰がどこで受けるかまで含めた電話番号の作り方を考えます。

この記事で作るもの必要な番号・受ける場所・契約条件を並べた会社電話の選定メモ
使う部品

  • 番号の種類
  • 受ける場所
  • 契約する人
  • 使える機能

01会社の電話番号は、相手が連絡できる窓口として考える

会社用の電話番号の作り方を考える前に、誰からの連絡を受けたいかを整理します。新しいお客様の問い合わせ、取引先からの連絡、配送の確認など、主な用途によって必要な受け方が変わります。会社を作る準備では、番号を一つ持つことだけを目標にせず、その先で対応する人を決めてください。

番号を載せることと、電話に応答できることをそろえる。誰が受けるか、不在のときにどうするかも決める
番号を載せることと、電話に応答できることをそろえる

たとえば日中は現場へ出ている人が、事務所でしか鳴らない電話を用意しても、着信に気づけないかもしれません。反対に、店頭で複数人が対応する会社では、一人の携帯電話だけに連絡が集中すると、ほかの人へ取り次ぎにくいことがあります。設立後の日常を思い浮かべることが、電話番号の選び方につながります。

ホームページなどに表示する電話番号には、事業に応じたルールも関係します。通信販売の広告について、消費者庁は確実に連絡を取れる電話番号の表示が必要と説明しています。これは通販の対象や表示条件に関する案内で、会社を作る人すべてに特定の種類の固定電話を設置させる説明ではありません。

同じ案内では、使える番号を載せながら意図的に常に応答しない状態などにも注意が示されています。また、営業を行っていない夜間などは留守番電話の利用も認められています。設立時の会社電話の作り方では、自社の受付時間と対応方法を実際の運用に合わせることが大切です。

最初に決めること 選定メモに残す内容
何の窓口にするか 一般問い合わせ、既存取引、予約など
どこで受けるか 店、事務所、外出先、自宅など
誰が対応するか 主担当と不在時の担当
いつ確認するか 受付時間と時間外の扱い

取引先や利用サービスが連絡先に独自の条件を設けている場合は、その相手にも確かめます。「この番号なら必ず信用される」「口座の審査に通る」といった結果を、番号の種類だけで保証することはできません。必要な条件を確認してから、自社が続けられる作り方を選びましょう。

ホームページへ電話番号を載せるときの表示ルールを確認する

02固定・050・携帯は番号の種類、机やスマホは受ける機器

「固定電話かスマートフォンか」という二択だけでは、会社電話の作り方を整理しきれません。相手に知らせる番号の種類、契約するサービス、通話に使う機器は、それぞれ別に考える必要があります。スマートフォンを使っても、携帯番号以外の番号で通話するサービスがあるためです。

番号の種類と、通話に使う機器を分けて見る。スマートフォンでも会社の代表番号を扱う仕組みがある
番号の種類と、通話に使う機器を分けて見る

総務省の番号制度では、地域に関係する固定電話番号、050で始まる特定IP電話番号、携帯電話の音声通話に使う番号などが分けられています。IP電話は、インターネットで使われる通信の仕組みを利用した電話です。ただし、IP電話ならすべて050という意味ではなく、番号だけで回線や機能のすべてが決まるわけではありません。

会社を作る人が番号を用意する際は、通信サービスの契約先に、使える番号や提供条件を確認します。総務省が番号を管理し、必要に応じて通信事業者へ指定する制度と、一般の会社が電話を利用するための契約を混同しないようにします。通常の利用者が、使いたい番号を自由に作って名乗る仕組みではありません。

番号の種類、契約するサービス、使う機器を分ける図
図01 三つの観点を分けて会社電話を選ぶ

設立時に事務所へ置く電話機が必要なら、対応する機器や同時に使える台数を確認します。外出先で受けたいなら、どんな接続やアプリが必要かを確かめます。番号の作り方を検索した後は、実際の利用方法に質問を置き換えると、サービスの違いを比べやすくなります。

パンフレットで「代表番号」と書かれていても、それは会社の主な窓口にする番号という役割の説明です。番号の種類や受け方まで一つに決まるものではありません。会社を作る際は、代表として案内する番号と、担当者個別に使う番号を、必要に応じて分けて考えてください。

03地域の固定番号を使うなら、利用場所と提供条件を確かめる

03や06など、地域を表す部分を含む固定電話番号は、会社の窓口として検討する選択肢です。総務省のQ&Aでは、一般的な固定電話番号の構成を、先頭の0、市外局番、市内局番、加入者番号に分けて説明しています。日常では03などを市外局番として扱いますが、制度の説明では先頭の0を区別しています。

地域に関係する固定番号は、利用場所も含めて確認。引越しや契約変更で、同じ番号を続けられるかは別に調べる
地域に関係する固定番号は、利用場所も含めて確認

会社の電話番号の作り方では、細かな呼び方を覚えるより、利用する場所で希望するサービスを使えるかを先に確認します。事務所の所在地、建物の設備、回線の状況などを契約先へ伝え、必要な工事や機器があるかを調べます。希望した地域の番号を、どこでも無条件に取得できるとは考えないようにします。

設立前に住所がまだ固まっていない場合は、電話を使う場所の候補も伝えて相談します。先に番号だけを決めようとして、後から利用場所の条件と合わないことが分かると、案内をやり直すことになります。会社を作る場所と電話を受ける場所が違う場合も、その使い方が可能かを確認してください。

固定番号を利用するサービスにも複数の方式があります。選定時には、番号を持てることに加え、発着信の方法、接続できる機器、使える機能を見ます。会社電話の作り方として、以前から知っているサービス名だけを選ぶのではなく、現在申し込める内容を契約先の公式案内で確かめます。

将来の移転やサービス変更で同じ番号を使い続けられるかは、番号や移転先、変更先の条件によります。固定番号だから永久に変わらない、または引越しなら必ず変わる、と一律には決められません。設立後に移転を予定しているなら、その予定も伝え、変更時に必要な確認を聞いておきます。

名刺やホームページへ載せるときは、正式に利用できる番号が確定しているかを確かめます。候補として聞いた番号を先に印刷することと、開通した番号を案内することは違います。取得時期や掲載物のそろえ方は、受け方を選んだ後の準備として進めましょう。

04050番号は、発着信と必要な機能をサービスごとに比べる

050で始まる番号は、総務省の指定状況では特定IP電話番号として整理されています。会社用の窓口として検討する場合は、番号を取得することだけでなく、どのサービスでどう通話するかまで調べます。050の番号だから、同じ機能や料金で使えるわけではありません。

050という先頭の数字だけで、機能を判断しない。発信・着信・利用する端末を契約内容で確認
050という先頭の数字だけで、機能を判断しない

電話番号の作り方を比較するときは、まず発信と着信の両方が必要かを考えます。問い合わせを受けるだけのつもりでも、折り返しの連絡が必要になることがあります。契約するプランでどの方向の通話ができるか、相手にどの番号が表示されるかを確認してください。

会社を作る際にスマートフォンで050番号を使いたいなら、対応するアプリや端末、通信環境を確かめます。アプリが動くことと、業務中に安定して着信へ気づけることは別です。机に置いているとき、持ち歩いているとき、ほかの通話をしているときなど、実際の場面を契約先へ伝えて確認します。

比べる項目 確認すること
発信と着信 必要な方向の通話ができるか
利用端末 使うスマートフォンや電話機に対応するか
相手への番号表示 会社の窓口として案内した番号になるか
追加機能 転送、複数人利用などが必要か
通話できる相手 必要な番号への接続条件はどうか

緊急通報や各種の特別な番号への発信、短い文字メッセージであるSMSの利用などは、通常の通話とは分けて確認します。本人確認などに電話番号を使う予定がある場合も、その利用先がどの種類の番号や確認方法を受け付けるかを確かめます。番号を取得しただけで、すべての用途に使えるとは限りません。

設立準備で料金を比べるときは、初期費用、基本料金、発信時の料金、追加機能や必要な回線の費用を分けます。「番号の取得が無料」という説明が、以後のすべての利用も無料という意味とは限りません。会社電話の作り方は、月にどのくらい使うかを想定して比較してください。

050の印象だけを理由に良し悪しを決めるより、会社の窓口として必要な機能と相手の条件を満たすかを見ます。安さだけで選んで対応が難しくなる場合も、不要な機能を増やして管理が複雑になる場合もあります。自社で使う範囲を先に決めておきましょう。

05携帯番号を会社で使うなら、私用との分け方を決める

外出が多い会社では、携帯電話の番号を窓口として検討することもあります。電話番号の作り方では、持ち歩けることに加え、誰の契約で誰が使うかを決めます。創業者が以前から使っている私用番号をそのまま公開すると、仕事と私生活の連絡が同じ場所へ届くことになります。

持ち歩ける番号も、会社として管理する方法を決める。私用の連絡先と、事業で公開する窓口を整理
持ち歩ける番号も、会社として管理する方法を決める

会社を作るときに私用と業務用を分けるなら、端末を分ける方法や、対応する端末・契約で複数の回線を扱う方法などを契約先へ確認します。使える方法は機器やサービスによって違います。端末が一台だから番号も一つしか持てない、と決めつけず、自分が管理しやすい使い方を調べます。

設立後に担当者が変わることも考え、会社の窓口として使う契約情報を会社側で把握します。個人名義で始める場合には、後から会社名義へ変えられるか、その際にどんな手続や条件があるかを確認します。名義を変えれば必ず同じ条件で継続できる、という前提では準備しないようにします。

携帯番号の制度には、070・080・090に加えて060も含まれています。ただし、番号の制度上の追加と、利用者への提供開始は別です。NTTドコモなど通信事業者5社は、2026年7月8日の共同発表で、同年7月以降に予定していた060番号の提供開始を延期し、開始可能な時期が確定次第案内するとしています。

本記事の確認時点では、この延期の案内を踏まえ、060を既に選べる番号として紹介していません。新しい番号の利用状況は、実際に申し込む通信事業者の最新案内を確認してください。電話番号の作り方を古い記事で調べた場合も、予定と実施済みを分けて確かめる必要があります。

番号の先頭が何であるかより、業務の連絡を受け、必要なときに折り返せることが先です。携帯番号を代表窓口にするなら、担当者の休暇や端末の故障の際の連絡方法も考えます。設立時に決めた担当だけに情報が閉じないよう、必要な契約と運用の情報を残しましょう。

06代表番号をスマホで受ける仕組みは、番号とは別に選ぶ

会社の代表番号を、外出先のスマートフォンで使えるサービスもあります。会社電話の作り方を考えるときは、「固定番号なら机の電話から離れられない」と一律に考えず、番号と受け方を分けて調べます。転送する方法と、専用アプリで会社の通話機能を使う方法などでは、契約や動作が異なります。

代表番号と、対応する人の端末を結び付ける。複数人で受ける場合は、鳴らし方と引継ぎも確認
代表番号と、対応する人の端末を結び付ける

たとえばNTT東日本のひかりクラウドPBXは、社内外の通話機能をクラウド上から提供し、専用アプリを使って外出先などからオフィス番号で発着信できるサービスです。クラウドとは、ここでは事業者側の設備へネットワークを通じて接続して機能を使う仕組みを指します。これは一つのサービス例で、すべての電話契約に含まれる機能ではありません。

同サービスの案内には、外線通話の利用にひかり電話オフィスAやひかり電話オフィスタイプの契約が必要という条件があります。アプリを入れるだけで、どんな番号でも自由に使えるという意味ではありません。設立時に導入を検討するなら、必要な回線や契約を含めて確認してください。

会社電話を複数人で受ける際の着信、発信、引継ぎの確認図
図02 複数人で電話を受ける前の確認

会社を作る人が少人数でも、複数人で受ける場合は、対応済みの連絡を重ねて返したり、誰かが返したと思って放置したりしない工夫が必要です。電話の仕組みだけに任せず、対応内容のメモと引継ぎの方法も決めます。機能を増やす作り方より、必要な対応が続けられる形を選びましょう。

試用や説明を受けるときには、外出先で着信できるか、折り返したときの番号表示はどうなるか、担当を変える操作はできるかを確認します。パンフレットの機能名が同じでも、細かな条件は違うことがあります。設立後に使う人が実際に操作する場面で確かめてください。

07契約前に、法人の確認と使い始める条件をそろえる

電話番号の種類と受け方が決まったら、契約名義、使う担当者、支払方法を整理します。会社を作る準備で個人として調べていたサービスが、法人名義では別の申込方法になることもあります。設立前の相談と、会社名義で申し込める段階を分けて、契約先へ確かめます。

法人の契約と、手続をする人の確認を分ける。必要書類や条件は、申し込むサービスで確認
法人の契約と、手続をする人の確認を分ける

たとえばNTTドコモは、法人名義の本人確認書類について発行から3か月以内という条件を案内しています。また、手続をする人の本人確認や法人との関係を確認する書類なども、手続に応じて案内されています。これは同社の条件で、すべての通信サービスに共通する書類一式として扱うものではありません。

会社電話の作り方を調べる際は、必要書類の名称だけでなく、有効な時点、原本が必要か、来店かオンラインかなどを申し込む窓口で確認します。実際の手続をする人が誰かも伝えると、契約者と手続担当を混同せずに準備できます。

法律・規則で決まっていること

  • 番号は制度上の種類や使用条件に沿って通信事業者から提供される
  • 通販などの窓口表示は、該当する法律や利用条件を確認する

好みや戦略で決めること

  • 代表窓口と担当者個別の番号をどう分けるか決める
  • 受ける場所、人数、必要な機能に合う契約を選ぶ

設立時の見積りでは、使い始める費用だけでなく、月額、通話、転送、追加番号、機器などの費用を分けます。不要な機能を外せるか、人数が増えたらどう変更するか、解約時の条件は何かも聞いておきます。料金の安さを比べる前に、同じ使い方を想定した比較になっているか確かめてください。

開通までの日数は、サービスや工事、確認の状況によって変わります。会社を作る日と同時に必ず利用できると見込まず、案内を配る予定を伝えて確認します。電話番号の作り方のメモには、申込みを済ませた日だけでなく、実際に発着信を確認できたかも残しましょう。

電話の連絡先を載せるホームページの内容を整理する

08まとめ:番号・受け方・使えない場面を合わせて選ぶ

会社の電話番号の作り方は、地域の固定番号、050、携帯番号から見た目で選ぶだけではありません。誰がどこで受けるか、何人で使うか、必要な機能は何かを先に決め、提供条件と照らします。設立時は、番号の種類と通話に使う機器を分けて考えると整理しやすくなります。

番号の種類だけでなく、運用まで選定メモに残す。通常の通話と、停電や不具合の際の連絡方法を確認
番号の種類だけでなく、運用まで選定メモに残す

使えない場面も確認してください。たとえばNTT東日本のひかり電話は緊急通報に対応していますが、停電時には緊急通報を含めて通話できないと案内しています。無停電電源装置などで一定期間通話できる場合があるという条件もあり、通常つながることと障害時にも使えることは別です。

会社を作るときの選定メモに、契約先、受ける担当、利用条件、困ったときの連絡方法を残しましょう。設立後の運用に合う電話の作り方を選び、発着信を確認してから、名刺や会社案内の窓口として知らせてください。

電話番号と一緒に用意する会社の部品を確認する

この図面を閉じる前に

まず、電話を受けたい場所と人数を書いてみてください。その使い方に合う番号とサービスを候補にし、契約条件と発着信の動作を確かめてから、会社の連絡先として案内しましょう。

この図面は、会社づくりの役に立ちましたか?

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載は検索で見つかった順に関連の近いものを並べたもので、順番は優劣を示しません。各サイトの内容は運営者の責任で公開されているものです。最新の情報は各サイトでご確認ください。

02カスタマープラス コラム

法人設立時の固定電話番号の要否を解説

おすすめ法人カード調査部
会社設立初期の固定電話の要否と回線の種類を解説
k-society.com
住信SBIネット銀行 プレスリリース法人口座開設時の携帯電話番号登録対応を案内

サーブコープ ブログ

法人が固定電話を持つメリット・デメリットを説明

サイトトラムシステム
内容法人設立に固定電話が必要・不要な理由を解説
MediaVoice コラム

法人電話番号の取得方法とコストを解説

じむでん コラム

jimden.jp

スマホで固定電話番号を使う方法を紹介