図番 B-12-113 / 名刺
会社の名刺の作り方|載せる項目の順番と、刷る前の点検

この記事を読んでほしい人
会社を作る準備で初めて名刺を用意する方へ。設立前後の情報を取り違えず、相手に渡せる一枚へ仕上げる名刺の作り方を考えます。
- 確定した情報
- 項目の順番
- 実寸の見本
- 印刷用データ
01名刺を渡す場面と、会社の確定情報から始める
名刺の作り方を考えるとき、最初から飾りや色を選ぶと、載せたいものが増え続けることがあります。先に、誰へ渡す一枚かを決めましょう。取引先との打合せで渡す名刺と、店頭で予約先を案内するカードでは、相手が探したい情報が違います。会社を作る人の自己紹介だけでなく、受け取った人が次に何をできるかを考えます。

たとえば、担当者を思い出してメールしてもらいたいなら、氏名とメールアドレスを読み取りやすくします。店舗に来てほしいなら、場所や営業時間へ進める案内が役立ちます。どの項目も同じ大きさで詰め込むのではなく、その名刺で一番してほしい行動を一つ決めて原稿を選びます。
会社名は、株式会社や合同会社の位置も含め、正式な表記を確認します。国税庁法人番号公表サイトでは、名称・所在地・法人番号の基本情報を確認できます。ただし、名刺に法人番号を載せる必要があるという意味ではなく、自社の確定情報と原稿を照合する際の参考です。掲載される所在地と実際に案内したい窓口が同じかも確かめます。
設立前に原稿を作る場合は、決まった情報と予定の情報を分けて保管してください。会社を作る予定があることと、会社が成立していることを混同する表記は避けます。準備中に名刺を使うなら、その時点の活動主体や連絡先が相手に分かる内容にし、会社用の最終版へ切り替える時期を決めます。
| 原稿の状態 | 扱い方 |
|---|---|
| 確定している | 確認した資料と日付を残す |
| まだ予定である | 未確定と分かる印を付けて公開しない |
| 設立後に変える | 差し替える項目と担当を決める |
名刺の作り方のメモに、使い始める予定と、誰が原稿を承認するかを記します。デザイン担当が会社情報の確定状況まで知っているとは限りません。設立の準備を手伝ってもらう場合も、渡す原稿の中で予定と確定を区別することが、誤ったまま印刷するのを防ぐ第一歩になります。
02会社名・氏名・連絡先を、探しやすい順に配置する
グラフィックの名刺案内は、氏名、会社名、部署や役職、住所、電話、メールなどを掲載項目として挙げています。ここで示される項目は名刺制作上の案内であり、すべての会社が同じ項目を同じ順で載せるという法定の様式ではありません。自社の名刺では、実際に必要な情報を選びます。

会社を作るときの名刺の作り方では、まず会社名と氏名のまとまり、その次に連絡先のまとまりを置いてみます。氏名の読みが伝わりにくいなら読み方を添え、似た文字を見間違えない大きさにします。部署がない会社に見栄えのためだけの部署名を足すなど、実態と違う表記は避けてください。
設立時に役職を載せる場合は、本人の立場と一致しているかを確認します。肩書を大きくすることより、何を相談できる担当なのかが分かることを優先してもよいでしょう。短い仕事の説明を加えるなら、業務の範囲を超えた言い方や、まだ提供していないサービスを既に扱っているような表現にしないようにします。
電話が複数ある場合は、代表、直通、予約などの用途を添えます。住所も、本店、店舗、郵便の送付先など役割が違うなら、目的が伝わる表記にします。すべてを一枚に並べて文字が小さくなるときは、案内先のウェブページに詳しい情報を置く作り方もあります。

表と裏を使うなら、どちらにも同じ情報を繰り返す必要はありません。表に氏名と主要な連絡先、裏に仕事の補足を置くなど、役割を分けます。受け取った人が片面しか見なくても連絡先を見つけられるか、初めて見る人に確かめてもらうと、配置の偏りに気付きやすくなります。
会社を作る準備でロゴや説明文がまだ固まっていない場合は、先に文字だけで情報の順番を決めます。飾りを外しても意味が通じる原稿にしておけば、後から見た目を変えるときに、必要な情報まで消してしまうことを防げます。
03ロゴ・写真・テンプレートは、名刺に使える条件を確かめる
ロゴを入れる名刺の作り方では、その画像を誰が作り、どんな条件で利用できるかを確認します。外部に制作を頼んだロゴでも、ファイルを受け取ったことと、利用や変更の権利を自由に扱えることは同じではありません。文化庁の契約マニュアルも、利用の許諾や権利の扱いを契約で整理する考え方を示しています。

設立用に作ったロゴを名刺へ縮小して載せたいときは、色や縦横比を変えてよいかを確認します。写真、書体、装飾素材などにも、それぞれの利用条件がある場合があります。名刺への印刷や業務での利用が可能か、外注先へ素材を渡せるかを、使うサービスや契約の案内で確かめてください。
会社名やロゴは、特許庁のJ-PlatPatで商標を調べることも検討します。商標は商品やサービスを見分ける目印に関する権利です。検索結果が出ないだけで問題がないとは判断せず、使用する事業との関係も含めて確認します。詳しい調べ方は関連記事へ進み、名刺のデザイン作業だけで権利の確認まで終わったことにしないようにします。
法律・規則で決まっていること
- 素材の利用は、著作権や許諾された範囲・契約条件を確認する
- 会社名やロゴは、他者の権利との関係を確認する
好みや戦略で決めること
- 文字の配置、色、紙の質感は用途に合わせて選ぶ
- 顔写真や仕事の補足を載せるかは必要性から考える
テンプレートを使う場合も、見本に入っている人物名や住所を残さないようにします。例示のロゴを自社のものとして使えるかどうかも別に確認が必要です。会社を作るときの名刺では、簡単に編集できることと、すべての素材を無条件に使えることを分けて考えます。
名刺の作り方を外注するなら、使用した素材の種類と、後で直すときに必要なものを納品時に確認します。自社で更新する予定がある場合は、その条件も依頼時に伝えます。設立直後に役職や連絡先が変わる可能性があるなら、変更を誰へ頼めるかまで分かる状態にしておくと安心です。
会社名やロゴに関係する商標検索の入口を確認する
04画面の拡大表示だけで決めず、実寸で文字と余白を見る
画面を大きく拡大すると読める名刺でも、紙の大きさに戻すとメールアドレスが読みにくいことがあります。名刺の作り方では、完成するサイズで見本を出して確認します。一般的によく使われる寸法を選ぶ場合も、注文する商品の寸法と原稿の寸法が合っているかを確かめます。

印刷会社が紙を切る位置には多少のずれが生じるため、紙の端まで色を付ける場合は、仕上がりより外へ背景を伸ばしておきます。この部分を塗り足しと呼びます。一方、氏名や電話番号など切れては困る文字は、仕上がりの内側へ余裕を持って置きます。背景のための外側と、文字のための内側を取り違えないようにします。
ラクスルの名刺用ガイドは、同社のテンプレートにある塗り足し線、仕上がり線、印刷保証線などを確認して作成するよう案内しています。名刺の作り方の基準は注文先や商品によって異なるため、他社の見本の線をそのまま流用しないでください。テンプレートのサイズや向きも注文内容に合わせます。
同ガイドは文字を6pt以上とする目安を示していますが、その条件を満たせば誰にでも読みやすいという保証ではありません。細い文字、淡い文字、小さな記号は実寸で見て判断します。会社を作るときの連絡先には、数字のゼロと英字のオーなど、取り違えやすい文字がないかも点検します。
設立準備で集めた画像を使う場合は、名刺に置いた大きさでぼやけないかを確認します。画面から切り取った小さなロゴを引き伸ばすと、元の情報は増えません。印刷に適したデータがあるかを制作元へ確認し、きれいに見えない部分を無理な加工で隠す作り方は避けます。
家庭用のプリンターで出す見本は、文字の大きさや配置を見るのに役立ちます。ただし、注文先の紙や印刷方法と同じ色や質感になるとは限りません。色の確認が重要なら、用紙見本や校正サービスなど、注文先で利用できる確認方法と費用を調べましょう。
05QRコードは、読み取れることと行き先が正しいことを試す
名刺からホームページへ案内したいときは、スマートフォンで情報を読み取れるQRコードを使う方法があります。長いURLを手入力せずに済みますが、コードを置いただけで案内が完成するわけではありません。名刺の作り方では、何のページが開くのか分かる短い説明も付けます。

グラフィックのFAQでは、コードの周囲の余白、形のゆがみ、文字などの重なり、小さくし過ぎないこと、明暗の差に注意するよう案内しています。飾りに合わせて無理に加工すると読めなくなる場合があります。会社の色を使いたくても、まず読み取れることを優先し、実寸の見本で確認してください。
同社は、データチェックや製造の段階でQRコードの読み取り確認を行っていないと説明しています。印刷会社へ渡したから読めることまで確認済みと思い込まないようにします。確認サービスの範囲は注文先へ確かめ、自社でも読み取りを試す作り方にします。

設立時のサイトがまだ準備中なら、公開していないページのコードをそのまま配らないようにします。作業用のページや閲覧にログインが必要なページへ進まないか、制作担当ではない端末でも試します。会社を作る人自身のスマートフォンだけでは、保存済みの情報に助けられて問題を見落とすことがあります。
番号やメールと同様に、コードの行き先も後から管理します。ページを移すときは、配布した名刺からたどれるかを点検してください。コードの読み取りに成功しても、そこから先の情報が古ければ役に立ちません。電話など別の連絡方法も必要に応じて残しておきます。
06印刷へ進める前に、最終ファイルを一項目ずつ校正する
名刺の内容や文字を点検し、誤りを直すことを校正といいます。名刺の作り方で最後に行う校正は、原稿の文章だけでなく、実際に印刷へ渡すファイルを対象にします。修正前のデータを誤って選んだり、裏面だけ古い連絡先が残ったりすることがあるためです。

ラクスルの名刺確認用PDFサンプルでも、入稿したデータとの一致、画像、ページ数、端の仕上がり、誤字などを確認するよう案内されています。このサンプルは印刷仕上がりを確認するためのもので、再び入稿するためのデータではありません。確認用の見本と元の印刷データの役割を区別します。
会社名、氏名、住所、電話、メールは、一つずつ確定原稿と照合します。全体を眺めるだけでは、見慣れた言葉を正しいつもりで読み流しがちです。数字の桁や記号、建物名、会社名の前後の法人種別まで、見比べる順番を決めます。設立時に複数人の名刺を作る場合は、人ごとの情報を取り違えていないかも確認します。
表裏の向き、片面か両面か、注文する紙や枚数も点検してください。画面上の並びだけでは、印刷した後にどちらを上に持つのか想像しにくいことがあります。両面の見本を紙で作って手に取ると、裏返したときの向きを確認しやすくなります。
名刺の作り方を分担しているなら、変更を依頼した人と、最終版を確認する人を決めます。「前に見たので大丈夫」で済ませず、最後の修正が反映されたファイルを見ます。差し替えた箇所だけでなく、その変更で行が増え、ほかの項目が押し出されていないかも確かめます。
設立の予定に追われているときほど、確認中と印刷可能の状態を混ぜないようにします。ファイル名に日付や版を付け、承認した版と注文履歴を残してください。会社を作るための他の資料と同じフォルダへ無造作に入れるより、名刺の確定データを見つけられる場所を決めるほうが、次の増刷にも役立ちます。
07増刷と担当変更に備えて、直せる原稿と履歴を残す
名刺は設立時に一度作ったら終わる資料ではありません。担当、住所、電話、メール、案内するウェブページなどが変われば、更新が必要になります。名刺の作り方の記録には、今使っている版、変更を依頼する相手、印刷を注文する先をまとめておきます。

外注先に変更してもらう場合は、どこまで印刷料金に含まれるかを確認します。グラフィックのFAQでは、氏名や役職、住所などのデータ修正は別のサービスで受け付け、印刷とは別に料金と納期が必要と案内しています。これは同社の扱いで、注文先ごとの条件を確認する材料です。
設立後に自社で直す予定なら、編集できるデータが手元にあるかを確かめます。PDFがあっても、元と同じように書体や配置を編集できるとは限りません。必要なソフトや素材、利用条件も含めて、誰がどの範囲を更新できるかを明らかにする作り方にします。
連絡先が変わったときは、新しい名刺を作るだけでなく、古い在庫を配らない扱いにします。各担当が引き出しやかばんに残している分も対象です。使えない電話番号を載せた名刺が残っていないかを確認し、会社案内など同じ連絡先を載せる資料も合わせて見直してください。
会社を作る直後は、部署名や窓口が変わることもあります。安くなるからと大量に刷る前に、当面の配布予定と変更の可能性を考えます。枚数の決め方は会社ごとで、最初は必ず何百枚という一律の基準ではありません。誰がいつ使うかを聞いてから、必要量を見積もりましょう。
名刺の作り方を引き継ぐときは、変更してよい箇所と会社で統一する箇所を分けて伝えます。氏名や直通番号を変えた人が、正式な会社名まで勝手に略さないようにします。更新のたびに最終校正へ戻る流れにして、以前の版が正しかったから今回も正しいと判断しないでください。
電話番号を変えるときの掲載先と引継ぎを確認する
08まとめ:原稿・実寸見本・最終データを順に確かめる
会社の名刺の作り方は、伝える情報を選び、読める大きさで配置し、刷る直前のデータを点検する順で考えると整理できます。設立時の予定を確定情報と混ぜず、連絡できる窓口を載せてください。ロゴや紙の印象を整える前に、会社と担当者の情報が正しいことを確認します。

印刷の料金や納期は、紙、サイズ、枚数、加工などの条件で変わります。グラフィックも、希望する仕様を選んだ後に料金や納期を確認するよう案内しています。広告にある最短の表示だけで予定を決めず、データの修正や受取り後の確認も考えて、実際の注文条件を確かめましょう。
会社を作る準備の中で、名刺は人へ手渡す会社情報になります。名刺の作り方を担当者だけに閉じず、確定原稿と最終版を共有し、次の更新に備えて保管してください。小さな一枚でも、相手が迷わず名前と連絡先を探せる状態を目指します。
名刺と一緒にそろえる会社の部品を確認する
この図面を閉じる前に
名刺に載せる会社名・氏名・連絡先を一つの原稿にまとめ、実際の大きさで見本を出してみてください。相手が読む順番で点検し、最後に印刷する版が正しいことを確かめましょう。
この図面は、会社づくりの役に立ちましたか?
ありがとうございます。記録しました。
他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください
掲載は検索で見つかった順に関連の近いものを並べたもので、順番は優劣を示しません。各サイトの内容は運営者の責任で公開されているものです。最新の情報は各サイトでご確認ください。
カウネット 封筒の選び方
ビジネス封筒のサイズや用途別の使い分けを紹介する記事
kaunet.com- PRONIアイミツ 封筒印刷
- 封筒印刷のデザインを依頼できる会社と選び方の紹介
- imitsu.jp
比較ビズまとめ 名刺印刷
@SOHO フリーランスの名刺の作り方
名刺に載せる情報とデザインのコツをまとめた解説
| サイト | 起業準備名刺のつくり方 |
|---|---|
| 内容 | 起業準備中に持つ名刺の記載内容と作り方を紹介する記事 |
名刺の作り方4通りと基本サイズ・印刷用紙を説明した記事
- 会社設立の基礎知識と設立までの流れ・手続を解説
税理士法人FLAGS
会社設立の流れと準備のポイントを解説
株式会社GLUG コラム
- インベスト・コンシェルジュ 用語集「法人格」法人格の意味と会社が持つ権利や責任を解説
- マネーフォワード クラウド会社設立4つの会社形態の違いを比較して解説
- 日本司法書士会連合会会社設立前に決める概要と会社の種類を説明
- freee 会社設立の基礎知識会社設立で選べる会社の種類と特徴を解説
- トータルサポート税理士事務所法人設立の前に準備しておく事項を説明
- Square 起業の法律の基礎知識起業時に知っておきたい会社法などの法律の基礎を紹介
- ゴールドオンライン設立準備から登記完了までの手順を司法書士が解説
- 会社設立のミチシルベ会社の設立と個人事業主の違い・判断基準を解説